地方教育行政法の改定と教育ガバナンス―教育委員会制度のあり方と「共同統治」―

合評会(拡大研究推進委員会)の報告

日  時:2015年7月5日(日)13:30~16:30
場  所:神戸大学発達科学部/A棟2階「大会議室」

テキスト:坪井由実・渡部昭男編/研究推進委員会企画(2015)『地方教育行政法の改定と教育ガバナンス―教育委員会制度のあり方と「共同統治」―』三学出版、2300円+税

趣  旨:出版物の合評を通して研究推進の次なる課題を探る。

司  会:研究推進委員会 大野裕己(兵庫教育大学)/川上泰彦(同)

次  第:

13:30~ 開会挨拶 坪井由実(愛知県立大学/第17期会長/編者代表)

資料:憲法・教育基本法下における「国民の学習権」(教育自治)の基本構造

13:40~ 基調報告 渡部昭男(神戸大学/第17期研究推進委員会委員長)

「総括 教育委員会制度のあり方と『共同統治』」

資料:有倉遼吉・天城勲編(1958)『教育関係法Ⅱ』日本評論新社、ほか

14:00~ 評者1:研究推進委員会外から 土屋基規(神戸大学名誉教授)

資料:合評にむけて/教育委員会に関する新旧二法対照表/教育委員会法による教育委員選挙の実施状況

ポイント:はじめに/1.本書の性格と構成/2.地方教育行政法2014年改定をどうみるか/3.教育委員会制度をどう理解しているか/4.「共同統治」論の意義と課題/5.疑問と若干の課題の提示

14:30~ 評者2:研究推進委員会内から 山下晃一(神戸大学)

資料:教育委員会制度研究と教育行政学の方法論的課題

ポイント:1.本書の意義~同時に発展させるべき作業課題でもある/2.若干の論点提示~各稿に通底する思考の方法論・思惟の様式に着目して

15:00~ 休憩/15:15~ 意見交換/16:30  閉会挨拶

概  要:

研究推進委員、評者、会員、大学院生、教育委員会関係者などを含めて25名が集いました。短い時間でしたが、次なる研究課題に繋がる意見交換ができたと喜んでいます。ご参加の皆さん、有難うございました。

日本教育行政学会

第17期研究推進委員会